引き続き『建設業界ガイドブック2016』で建設業の概要を勉強しています。本日は以下の業種についてです。
■建設揚重業
ヨウジュウとは何だろ?と字面だけ見ると思ってしまいますが、クレーンで「重」いものを「揚」げるから揚重なんですね。
天高くそびえるクレーンは工事現場の象徴的存在な気がします。外からみるとダイナミックですが、重量物を持ち上げて意図した場所に移動させるには細やかな神経と技術が要求されることがわかりました。
「移動式クレーン」で検索してみるとクローラクレーン、ラフテレーンクレーン、オールテレーンクレーン等々、いろいろ出てきてこんなに種類があるのかとびっくりしました。工事の規模や吊り上げる物の種類・重さ等でそれぞれ最適なクレーンを選ぶ必要があるんですね。
■鋼構造物工事業
鋼構造物というのはわかりやすく言うと鉄骨のことなんですね。大規模ビルの建設現場で独特の赤っぽい色の鉄骨が組まれている光景はどこかで見かけたことがあります。
仕事の内容はビルや橋の骨組みとなる鉄骨を据え付けるそうですが、人の力で持ち上げられるものではないので先述した建設揚重業とも密接に関わってきそうです。
日本の鉄骨建築技術は世界でも評価されていて、海外へ技術援助もしているんですね。
■左官工事業
先の2つとは雰囲気が変わり、左官工事は人の手による職人技というイメージがより強いです。手作業なのに1ミリ単位の精度で仕上げられるというのはまさに職人技だと思います。テレビでも左官の技能大会のニュースが流れたりしますね。
土壁や漆喰は自然素材なので人体に負担がかかりにくいため、シックハウス症候群やアレルギーへの対策として健康面でも注目されていることがわかりました。
次回はタイル・れんが・ブロック工事業から見ていきたいと思います。